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読書週間 10月27日~11月9日 


 

吹く風や虫の声に秋の深まりを感じるようになりました。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋と、何をするにもいい季節ですね。

この時期になると「読書週間」という言葉をよく耳にしますが、みなさんは、どのようなイメージをお持ちでしょうか。その期間や、どんなことが行われているのかご存知でしょうか。

 

はじまりは1924年に日本図書館協会が「図書週間」を制定したことがきっかけです。その後、「図書館週間」と改称、1939年には一旦廃止されますが、1947年に、読書を通じて文化を育み、平和な社会を築くことを目的として第1回「読書週間」が行われ、現在に至ります。
期間は、113日の文化の日を挟んだ、1027日から119日までの2週間。「読書週間」がはじまる1027日は「読書の日」とされています。この期間、全国の図書館や書店で、読書に親しんでもらおうと、おはなし会やセミナーなど、さまざまな楽しいイベントが行われています。

 

「読書週間」で、私が楽しみにしているのは、公募で選ばれる標語とポスターです。標語には、「いざ、読書。」(2019)というシンプルなものから、「ホンのムシって どんなムシ!?」(1996)や、「秋です 本です 読書です」(1984)、「あと1ページがとまらない…」(1999)など、そうそうとうなずいてしまうようなものまであり、ポスターとあわせて毎年興味深いです。

私のお気に入りの標語は、「君と読みたい本がある。」(2007)です。私の場合は、「子どもと読みたい」ですが…。当時、子どもたちと一緒に楽しみたい絵本がたくさんあり、『おちゃのじかんにきたとら』を読んだらどんな顔をしてきいてくれるだろう、『ぼちぼちいこか』は、どんなふうに読めばより盛りあがるだろうと想像しては、わくわくしていました。今も、そのころのことを思いだすとあたたかい気持ちになります。

ちなみに、ポスターは2003年の女の子が本を読んでいる姿のポスターが好きです。娘が寝転んで絵本を読んでいる姿と重って、懐かしい気持ちになります。

 

そして、今年2025年の標語は、「こころとあたまの、深呼吸。」
今年の秋は、こころとあたまに酸素が満ちるような…、そんな読書ができればいいなと思います。標語には、作者とあわせて、作者の言葉も紹介されていましたので、気になる方は調べてみてください。

 

本好きの方はもちろん、日ごろ読書はあまり…という方も、この機会に図書館や書店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

(担当:U)

 

 

 

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